Samsung、Appleとの液晶パネル供給契約を終了か

2012年10月25日 08:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 SamsungがAppleとの液晶パネル供給契約を2013年に終了するのではないかと報じられている(CNET Japan本家/.)。

 iPhoneおよびiPad、iPodにはSamsung製の液晶パネルが使われており、2012年上半期においてはトップの液晶供給元となっている。ただし、AppleはSamsungへの依存度を低くするため他メーカーからの部品調達に力を入れており、またSamsungにとっては値下げ圧力をかけてくるAppleとの契約は採算が合わなくなってきているという側面があるという。更に再三にわたる裁判合戦から考えても両社の関係が冷え込むのも当然の成り行きと言えるだろう。

 Samsungは自社製品だけでなくAmazonやGoogle端末へも液晶パネルを提供しており今後も十分な受注が見込めるが、iOS製品の需要が高まり続けている上、今後iPad Miniといった新製品を投入する予定もあるAppleが最大の液晶パネル供給元を失うのは痛手となるの見方もある。

 2012年上半期Appleに納入された液晶パネルはSamsung製が1500万枚以上、LGが1250万枚、シャープが280万枚となっており、LGおよびシャープが今後どれだけAppleの要求に応えられるのかが注目される。

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