ホンダ、サンパウロモーターショーでブラジル専用仕様車「FIT twist」を発表

2012年10月23日 11:55

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FIT twist(画像:ホンダ)

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 ホンダのブラジルにおける四輪車の生産販売子会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(本社:サンパウロ州スマレ市)は22日(現地時間)、ブラジル・サンパウロ市で開催中のサンパウロ国際モーターショー2012において、来月発売予定のブラジル専用仕様車「FIT twist」を初披露したと発表した。

 「FIT twist」は、ブラジル四輪研究開発部門によって初めてブラジル向けに専用開発されたフィットの派生仕様車。フィットの持つ使い勝手や乗り心地はそのままに、専用フロントグリル、ルーフレール、専用シート表皮などの採用により大胆なデザインを実現し、スポーティーなイメージを高めた。

 このほか、来年発売予定の「CR-V Flex」、2.0Lエンジンを採用した新型「シビック 2.0」など、ブラジル市場で主流のフレックスフューエル(ガソリン100%からエタノール100%までさまざまな混合比のガソリンとエタノール混合燃料)に対応したラインアップを発表した。

 さらにホンダは、四輪研究開発部門に今後2年間で1億レアル(約40億円)を投資し、現地開発を強化することを発表。新研究開発施設を2013年中に完成させるとともに、研究開発者数も数百人規模に拡充させる予定。

 今回の強化は、全世界6地域が同じレベルで同時に機種開発を行う「グローバルオペレーション改革」の取り組みの一つで、現地ニーズを反映した設計開発や現地調達部品の採用拡大などを通じ、ブラジルの顧客ニーズにこたえる新機種を開発し、投入していく。

 ホンダは2014年以降、フィット、シティなどの小型車ラインアップを一新し、ブラジルで人気の高いコンパクトSUVモデルも投入する予定。また、2015年にAcuraブランドをブラジルに投入することを発表。南米で初めてAcuraブランドを紹介し、「NSXコンセプト」「RDX」「ILX」の3車種を参考展示した。

 ホンダの伊東孝紳社長は、プレスコンファレンスにおいて、「Hondaは1971年にブラジルで二輪事業を開始して以来、40年以上ブラジルのお客様に快適さ、便利さ、そして楽しさをお届けしてきた。この度、ブラジルの四輪研究開発を強化することで、現地ニーズを反映した新しいラインアップをより早くお客様にお届けし、さらにお客様の喜びを最大化できるよう、全力を尽くす」と語った。

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