日本ペンクラブ、Googleブックスの書籍全文検索問題でGoogle側と協議

2012年10月18日 06:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は、日本の出版文化の尊重やこれまでスキャニングしたデータの扱いについて意見交換の機会になるとして、15日の定例理事会でGoogleとの話し合いの席に着くことを決めたという。Googleは日本語書籍などを含めて、無断で電子化しており、米出版社などから著作権侵害で提訴されている。

 日本ペンクラブは著作権を管理する団体ではないが、このサービスをめぐる米国での訴訟に「無断で書籍をスキャンすることは認めない」と意見書を提出し、強く抗議してきた。話し合い開始にあたり、ペンクラブは「双方の基本的立場を尊重しつつ、実効的な前進が見られるよう交渉に応じる用意がある」としている(朝日新聞毎日新聞WSJ)。

 先日、米国出版社協会(AAP)とGoogleが和解が成立しており、今回の話し合い成立は、その和解内容の影響もあるのではないかと思われる(過去記事)。

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