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【株式評論家の視点】日立に証券会社の「目標株価」が目まぐるしく変化、気迷い続く
<銘柄の見所>
日立製作所 <6501> は10月15日に401円まで売り込まれるなど、予想外の水準にまで下げたものの、17日は429円と反発している。
デジタルメディア・民生機器、建設機械、社会・産業システムのコンポーネント系製品の減速感が強まりつつあるとして、証券会社がレーティングは買いを継続も、目標株価を600円から550円に引き下げたことが下げを促進した。
しかし、その直後、業績は堅調として、逆に目標株価を590円から600円に引き上げる証券会社の動きもあり、底入れ反転への態勢が整う状況になってきた。PERは9.6倍と10倍を割り込み割安が目立つ上、PBRも1.1倍とここからの訂正高の余地が大きいことを示している。
各証券会社とも今2013年3月期の業績は増益確保との見方で一致しており、基本的に株価が下がるような状況にはない。9月までのもみ合いを下に離れたのは、中国リスクによる業績減額懸念など、全体の流れに引きずられたものと言える。気迷い感を残しつつも、とりあえずもみ合いの下限だった450円どころへの復元を目指すことになりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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