日本ユニシス、観光地でのEV向け充電サービス事業に充電インフラシステムを提供

2012年10月16日 18:53

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 日本ユニシスは16日、観光地でEVを利用する旅行者向け充電サービス事業に、充電インフラシステムサービス「smart oasis (スマートオアシス)」を本日から提供開始すると発表した。

 日本ユニシスは、2011年12月1日からEV観光の本格的な普及に向けて、JTB法人東京とEV旅行者向けの充電インフラの整備、充電サービスの提供、EV観光の情報提供などの分野で協業している。今回、充電サービス事業を本格展開するため、EV旅行者が観光地などの目的地で充電サービスを利用できる「おでかけCard」を発行し、日本ユニシスの「smart oasis」にて充電サービスの利用者認証、課金・決済や充電スタンド情報の配信を行う。

 「おでかけCard」で利用可能な充電施設は、レジャー施設や宿泊施設などの目的地での充電サービスのほか、EV旅行者が移動途中で利用する充電サービス(経路充電サービス)になる。同充電サービス事業では、経路での充電サービスを提供する事業者との連携を進めるとともに、静岡県伊豆エリア、栃木県那須エリアをはじめとして観光・宿泊施設への充電スタンド整備を進め、EV旅行者向けの充電インフラネットワークを構築している。

 今後、EV旅行者は「おでかけCard」を利用し、観光地での食事や観光の合間に充電をすることが可能となる。また、観光地は、充電を目的としたEV旅行者の誘客や、充電による時間消費を観光消費に結びつけることが可能となる。

 なお、「おでかけCard」に付帯するポイント付与機能には、地域の観光・宿泊施設が多く加盟するサイモンズ社の共通ポイントを採用している。充電サービスの利用によって貯められたポイントは、サイモンズポイントに加盟する約1,200の実店舗と約1,500のサイトで利用できる。

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