【話題株】「iPS細胞」「再生医療」関連銘柄のアンジェスMGが化粧品も拡充

2012年10月14日 04:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■コスモ・バイオなど「本命株」中心に交互循環物色

  創薬ベンチャーのアンジェス MG <4563> (東マ)は12日、第2四半期(4~6月)に発売を開始したオリジナル化粧品「ReBeage(リビエージュ)」に11月から3商品を追加すると発表した。同シリーズは、皮膚の自己再生力に着目した植物療法(フィトテラピー)などに基づくエイジングケア製品。

  同社は、遺伝子医薬品の研究開発などで知られ、第2四半期累計期間(1~6月)の業績は、連結売上高が前年同期の約2.3倍の2.9億円、ただ、研究開発費は7.4億円あり、純利益は8.9億円の赤字。化粧品は製品売上高に計上し、連結決算で製品売上高600万円が発生した。

  株価は、山中伸弥・京大教授のノーベル医学生理学賞の受賞を契機に、iPS細胞(人工多能性幹細胞)・再生医療関連銘柄のひとつとして注目され、関連銘柄が一斉高となった10月9日には一時約10%高の7万1200円(6300円高)まで上げた。ただ、同社は、大阪大学の研究成果を基に発足したバイオ製薬会社のためか、その後は株高人気が続かず、週末12日の終値は6万3200円(1000円安)だった。

■関連銘柄は物色の裾野拡大も

  株式市場で山中京大教授のノーベル賞とiPS細胞・再生医療に関連すると注目されている銘柄は、テラ <2191> (JQS)、コスモ・バイオ <3386> (JQS)、カイノス <4556> (JQS)、医学生物学研究所 <4557> (JQS)、免疫生物研究所 <4570> (JQG)、プレシジョン・システム・サイエンス <7707> (JQS)、セルシード <7776> (JQG)、メディネット <2370> (東マ)、DNAチップ研究所 <2397> (東マ)、そーせいグループ <4565> (東マ)、タカラバイオ <4974> (東マ)、など。

  「本命株」が次第に絞られる相場の中で、主役が「連騰疲れ」を起こすと脇役が急伸したり、物色の裾野が広がったりする交互物色がしばらく続きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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