ロシアで「18歳未満の公衆無線LANサービス使用を禁じる」法案が提出される

2012年10月11日 18:11

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 ロシアのRoskomnadzor省(正式名称は「the Russian Federal Surveillance Service for Mass Media and Communications」、マスメディアとコミュニケーションのためのロシア連邦監視サービス省)が、18歳未満の未成年者(ロシアは18歳以上は成人扱い)に対して、飲食店など公共の場での無線LANを使用禁止とする法案を提出するという。この法律、11月1日には適用される模様。この新法律は、児童福祉の観点から「有害」なWebページへのアクセスを禁止することが目的だそうだ。違反した公共施設は20,000から50,000ルーブル(5万から12万円)の罰金が科せられる。また、政府がホスティング企業やインターネットサービスプロバイダに対し、問題のあるサイトをブロックするように強制できるようにもなるらしい(The St.Peterburg Times本家/.)。

 モスクワでも多くの公共施設に無線LANアクセスポイントが設置されている。無料無線LANサービスを行っているロシアのカフェチェーン経営者は「我々はログインユーザの年齢を識別可能できるシステムは持っていない」と答えている。同様のサービスを行っているサブウェイやマクドナルドなどにも影響が出ると見られている。

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