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日立など、爆発物探知装置を内蔵した搭乗券読取装置を試作 1~2秒で探知
試作した爆発物探知装置を内蔵した搭乗ゲート(写真:日立製作所)[写真拡大]
日立製作所、日本信号、山梨大学は3日、空港など公共施設のさらなる安全強化を目的として、爆発物の探知装置を内蔵した搭乗券読取装置(搭乗ゲート)の試作に成功したと発表した。
試作した搭乗ゲートは、搭乗券として使われるICカードや携帯端末に付着した微粒子を効率的に採取し、内蔵した装置によって分析することで爆発物の有無を1~2秒で探知する。同方式では1時間あたり約1,200人の検査が可能。航空機などの輸送機に搭乗する直前で、ゲートを通過する乗客の流れを妨げることなく全員を対象に検査ができることから、安全強化と利便性を両立させた、爆発物持込みの防止、抑制に寄与する技術として期待される。
なお、同装置は、将来、駅やスタジアム、イベント会場などの入場セキュリティ機器への応用も考えられることから、公共スペースの安心・安全確保に寄与する基盤技術となる。
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