三菱地所など、東京・丸の内のビル12カ所で無料Wi-Fi環境を整備・拡充

2012年9月24日 17:51

印刷

 三菱地所は24日、今年10月のIMF年次総会の開催に合わせ、東京・丸の内において無料Wi-Fi環境を12カ所のビルで整備・拡充すると発表した。さらに10月1日から20日の間においては、東京国際空港ターミナルの協力により、羽田空港国際線ターミナルビルにおいても当該Wi-Fiサービスにログインできる環境を構築し、丸の内と一体的なネットアクセスサービスが受けられるようになる。同ターミナルビルにおける無料Wi-Fiサービスと、他のエリアのWi-Fiサービスが連携する試みは初となる。

 今回の連携により、外国人をはじめ羽田空港国際線旅客ターミナルビルに到着した顧客が、同ターミナルビルにおいて無料Wi-Fiサービスにログインすると、丸の内のスポットでは煩雑なログイン手続き無しにそのままサービスを使い続けることが可能となる。また、同サービスの名称は「JAPAN-FREE-WIFI」(SSID名)と、東京を訪れる外国人にわかりやすい名称とした。

 丸の内エリアでは、丸の内一丁目~三丁目、有楽町一丁目に立地する、丸ビル(マルキューブ)、新丸ビル、丸の内オアゾ、三菱ビル、東京ビル、一号館広場、新東京ビル、富士ビル、有楽町ビル、新有楽町ビル、新国際ビル、国際ビルのビル12棟のエントランスや共用通路などにてサービスを展開する。

 なお、今回の取り組みは、IMF年次総会期間中、日本を代表する空の玄関口である羽田空港とIMF総会メイン会場である東京国際フォーラムを抱える東京・丸の内を多くの外国人が訪れることから、来日外国人に対する"おもてなしの気持ち"として、無料の通信環境を利用者の利便性の観点から一体的に提供するもの。

 環境整備にあたっては、NTTドコモとNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)が連携してこれらのネットワークインフラをサポートする。環境整備にあたっては、三菱地所の施設及び羽田空港の既存共用型公衆無線LANアクセスポイントや、公共エリア(駅・空港・カフェ・コンビニ等)及び自治体において多数の実績をもつNTTBPのクラウドサービスを用いることで、「インターネット認証」、「4ヵ国語対応」等の公衆無線LANサービスの基本機能を、専用設備を構築するよりも短期間かつ低コストで提供する。また、通常配線が困難な屋外空間については、NTTドコモのネットワークを活用して機動的なサービスを提供する。

関連記事