ソニー、液晶テレビ「ブラビア」HX950シリーズ2機種を発売

　ソニーは29日、テレビ番組もネット動画も大画面で美しく再現する液晶テレビ「ブラビア」に、進化した直下型LED部分駆動「インテリジェントピークLED」を採用し、緻密なバックライト制御による高コントラストで鮮やかな映像表現を実現した「HX950シリーズ」2機種（65V型、55V型）を発売すると発表した。発売日は11月10日。価格はオープンだが、市場推定価格は65V型が65万円前後、55V型が38万円前後。

　今回発売する「HX950シリーズ」は、ソニーが2012年春から「スマート高画質」3大テクノロジーとして提案している、劣化した映像を復元し美しく再現する高画質回路技術「X-Reality PRO」、なめらかな映像表現を可能にする「4倍速」技術、外光の反射を抑えクリアな映像を実現する「オプティコントラストパネル」を搭載している。

　これに加え、液晶パネル背面に配列した直下型LEDバックライトを映像の明るさに応じてエリア毎に緻密に制御する「インテリジェントピークLED」をさらに進化させ、搭載した。低発光時にLED間に生じる光ムラを抑える新たな配光方式を採用。また、暗部で抑えた電力を輝度の高いエリアに配分して集中的に発光させる能力を従来機種（HX920シリーズ）より向上させた。これにより、暗部の表現を保ちつつ、鮮烈な輝きを両立する高コントラスト映像を実現した。

　デザイン面では、インテリアに溶け込む上質なたたずまいを目指したモノリシックデザインがさらに進化。新提案の「ループスタンド」を採用し、顧客のライフスタイルや居住空間に心地よく溶け込む高品位なデザインを追求した。

　また、ネットワークサービスプラットフォーム「Sony Entertainment Network（ソニーエンタテインメントネットワーク）」にも対応している。新たなサービスが追加され、ネット動画はもとより、音楽や写真を楽しむサービスなど、多様な楽しみを提供していく。さらに、スマートフォンをはじめとするさまざまな機器との連携を実現しており、ホームネットワークを利用することで「ブラビア」の活用の幅を広げることができる。