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NTTファシリティーズ、マンション向けデマンドレスポンスサービスを本格拡大
デマンドレスポンスサービス「EnneVision(エネビジョン)」イメージ(画像:NTTファシリティーズ)[写真拡大]
NTTファシリティーズとエネットは28日、商用サービスとして日本初となる、電力の供給サイドと需要サイドが一体となったマンション向けデマンドレスポンスサービス「EnneVision(エネビジョン)」を本格拡大すると発表した。
これまで「EnneVision」は、NTTファシリティーズが高圧電力を一括購入し、家庭用に変圧して各戸に配分することで入居者に最大5%安い電気を提供するサービス「マンション向け電力提供サービス」を利用している一部の入居者に試行提供してきたが、今後「マンション向け電力提供サービス」を新たに導入する全てのマンションに同サービスを拡大する。
「EnneVision」では、マンションに設置したスマートメーターを利用し、電力使用量を可視化することで省エネ活動を支援する「見える化サービス」、昼間のピーク時間帯の電力使用を抑制し、朝晩・夜間にシフトすることで電気料金が安くなる「時間帯別料金サービス」、電力需給逼迫時に利用者にネガワット(省エネにより使用しなかった電力)を提供してもらい、ネガワット量に応じたポイントを還元する「節電ポイントサービス」を提供している。
さらに、今年7月から新メニューとして「CO2ポイントサービス」を開始した。CO2ポイントサービスは、前年同月と比較して消費電力量を削減すると、削減したCO2排出量の環境価値相当のポイントを提供するサービス。利用者が獲得したポイントは翌月以降の電気料金の支払いに利用できる。
NTTファシリティーズは、今後「EnneVision」を本格拡大するとともに、これまで培ってきた各種節電・省エネ技術を統合的に提案し、昨夏に経験した“我慢の節電”から“賢い節電”へシフトするための支援を行う。
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