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イオンが太陽光発電による電力を売電、日本最大規模の商業敷地面積を活用
イオンは28日、2020年度までの環境目標として「イオンのECOプロジェクト」を策定し、今年9月1日より活動を開始すると発表した。同プロジェクトは、2012年度までにCO2を2006年度比で185万トン削減する目標を掲げ、2011年度に1年前倒しで目標を達成した「イオン温暖化防止宣言」に代わるイオンの新たな環境目標。
「イオンのECOプロジェクト」の一環として、イオンは、同社が有する日本最大規模の1000万m2以上の商業敷地面積を活用することで、2020年度までに一般的な家庭およそ4万5千世帯分の年間消費電力をまかなう、小売企業としては世界最大級の20万kWクラスの太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーを創出する設備を導入する。
イオンは現在、太陽光パネルを160店舗に設置し、合計で1.3万kWの創電能力を持っているが、これを2014年度までに10万kWに拡大するとともに、2020年度までにさらに10万kWの創電能力を設け、合計で20万kWの創電能力の構築を目指していく。
また、今年7月より開始された再生可能エネルギーの全量買取り制度を利用し、売電収益については、再生可能エネルギーへの再投資や電気自動車(EV)充電設備、自家発電設備(コジェネ発電機)などの拡充に充当する。加えて、太陽光以外の再生可能エネルギーの活用にも挑戦していく。
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