火星探査機による火星の写真は地球そっくり

2012年8月21日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 8月6日、火星に着陸した探査機「Curiosity」から、火星地表面の写真が送られてきた。この写真はWIREDの記事NASAのWebサイトで見ることができ、火星の「赤い大地」がパノラマ写真で閲覧できる(本家/.)。

 しかし、WIREDの記事で紹介されている写真が地球のように見えてしまった人はいないだろうか。Curiosityを担当しているJPLの科学者たちも、米国の南西部の砂漠地帯の風景に似ていると指定している。NASAのWebサイトにも、この写真の色彩は人間が実際に見た場合の色彩とは異なる可能性があると記されている。

 火星の大気中には塵が存在し、これによってCuriosityが撮影した写真は本来の色よりも赤っぽいものになっているという。WIREDに掲載されている写真はこれを考慮し、ホワイトバランスを調整しているため地球の写真のように見えてしまう、ということのようだ。

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