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【銘柄診断】東洋インキSCホールディングスは安値が切り上がり低調相場脱出へトライ
東洋インキSCホールディングス <4634> が低調相場からの脱出にトライし始めている。6月4日の年初来安値253円から若干の値戻しを演じ、値固めに入っているところだが、割安な投資指標をにらみここ安値が切り上がりつつあり、押し目買いの手が上値に伸び始めている。
8月9日に発表された今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益が39億円と前年同期比9%の減少となった。
パッケージ関連事業は、震災後にカップめん容器向けなどに包装用グラビアインキの出荷が伸びた反動と原料高で減収、色材・機能材関連事業も、高機能顔料や液晶ディスプレイカラーフィルター用材料が液晶テレビ市場の不振で落ち込んだことが響いた。
ただ、第1四半期はほぼ想定どおりとして、通期の営業利益160億円、前期比17%増益の見通しを据え置いた。期後半には前期落ち込んだ液晶カラーフィルター用材料や太陽電池周辺材料の回復が業績を牽引するものと見られている。
従って株価も第1四半期の低調にも関わらず、先行きの好転を織込む動きになっている。ちなみに、PBRは0.6倍に過ぎないし、配当利回りは4.1%にも達する割安株である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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