ファーストサーバ、データ消失事故の再発防止策を発表

2012年8月13日 19:04

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 10日、レンタルサーバ事業者のファーストサーバが大規模なデータ消失事故に関する再発防止策を発表した。基準やルールに関する「運用」と、2次バックアップの取得という「システム」の両面で対策を講じるという。

 運用に関しては、システム変更のための社内マニュアルを、安全性を確認した上で再徹底する。同時に、開発部門と運用部門を分離し、業務分担や責任範囲を明確にする。システム面では、同一筐体内でのデータ複製に加え、7月25日からは外部バックアップシステムを構築して2次バックアップも取得する運用とする「本来の意味でのバックアップ」の仕組みを取ったという。データ復旧を過程で生じた情報流出事故については、再発防止策として「データ消失時の対応マニュアル整備」を行い、この対応マニュアルの中で、データ復旧ソフトによる復旧は実施しない」ことを明確化するらしい。

 磯部社長は、「今回の事態を厳粛に受け止め、二度とこのようなことを起こさぬよう、再発防止に万全を尽くし、一日も早く皆様の信頼を回復できるよう社員一同、全力で取り組んでまいります」との声明を発表している(@ITITmedia)。

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