SSDキャッシュドライブ、今後はブームになる?

2012年8月10日 16:21

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 SSDをHDDのキャッシュとして使いパフォーマンスを向上させる「SSDキャッシュソリューション」はSSD市場を広げるのに一役買うだろうか?(本家/.)。

 SSDが消費者市場に登場した当時はそのパフォーマンスの良さから数年内にハードディスクドライブを置き換えると予測する者もいた。しかし、いまのところSSDが搭載されているのはハイグレードなマシンに限られており、コスト意識の高い消費者やOEM業者にとってはSSDは高パフォーマンスであってもやはり高価格であり、容量も十分とは言えない。

 これに代わる策として出てきたのが、SSDキャッシュドライブである。SSDキャッシュドライブは20~60GのNANDフラッシュメモリとハードディスクをセットにし、頻繁にアクセスされるファイルやアプリケーションをSSDにキャッシュしてパフォーマンスを向上させるソリューションである。

 キャッシュされるにはソフトウェアを何度か走らせる必要があるかもしれないが、一度キャッシュされればその後のアクセスやブート時間は飛躍的に高速化されるという。

 ExtremeTechでは、SSDキャッシュソリューションであるIntel Smart Response Technology(SRT)およびNvelo Dataplexのパフォーマンスを検証した記事を掲載している。SSDドライブであるIntel 330のみ、VelociRaptor+Intel SRT及びVelociraptor+DataplexといったSSDキャッシュソリューションの組み合わせ、そして5年程前に発売されたHDDであるWestern Digital Caviar BlackにSSDキャッシュソリューションを組み合わせた場合でのパフォーマンス比較が掲載されており(比較グラフは記事3~4ページ目)、かなり良い結果となっているようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア

 関連ストーリー:
新MacBook Proは分解が難しい構造、iFixit曰く「事実上修理不可能」 2012年06月15日
バッファロー製SSDの一部で「5000時間使うとクラッシュする」不具合 2012年01月26日
SSD 内のデータを完全に消去するのは難しい 2011年03月03日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事