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SNSにはびこる闇、それは「偽アカウント」
taraiok 曰く、 セキュリティ調査会社であるBarracuda Networksが70,000以上の「偽Twitterアカウント」についての分析を行っている。偽Twitterアカウントは有料でフォロワー数を水増しするために用意されているそうで、たとえば米大統領候補であるミット・ロムニー氏のフォロワーのうち15%(83万人)はこうした偽アカウントであることが判明しているという(HELP NET SECURITY、WIRED、日経新聞、本家/.)。
WIREDの記事によると、7月21日のわずか24時間でロムニー氏のフォロワーが116,922人増え17%も急増した。こうしたフォロワーのうち4分の1は作られてから4日未満のアカウントで、23%はツイートが1件もなかったという。
実名主義とされるFacebookでも、こうした偽アカウントは横行している。米Facebookが7月31日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した四半期報告書(Form 10-Q)では、月間アクティブユーザー数(MAU)の約8.7%が重複あるいは偽アカウントである可能性を公表している。そして、これらの偽アカウントを販売するブラックマーケットも形成されているという。
Barracuda Networksによると、Twitterの偽アカウントは平均すると「1,000フォロワーあたり18ドル」で販売されているという。つまり、20,000個の偽アカウントを提供できる業者なら、7週間にわたって1日当たり800ドルを稼ぐことができるのだ。こうした偽アカウントはその人に人気があるように見せかけたり、その権威を理由して広告を販売したり、悪意のある社会活動などに使われることになるそうだ。
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