MRO、降下中のマーズ・サイエンス・ラボラトリーを撮影

2012年8月7日 11:00

印刷

記事提供元:sorae.jp

Image credit: NASA

Image credit: NASA[写真拡大]

 米航空宇宙局(NASA)は8月6日、火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」によって撮影された、降下中の火星探査車「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL)=キュリオシティ」の画像などを公開した。

 上の画像は2012年8月5日に、MROの高解像度カメラ「HiRISE」によって撮影されたもので、パラシュートを展開して降下して行く「キュリオシティ」の姿が鮮明に写っている。

 降下中の探査機を撮影するタイミングは一瞬しかなく、今回の撮影について、NASAの科学者であるサラ・ミルコビッチ(Sarah Milkovich)氏は「もしHiRISEの撮影が1秒遅れた場合、もしくは1秒早かった場合、ただの火星の風景になっていたでしょう。私たちは3月から準備を進めてきました」と述べている。

 一方、下の画像は「キュリオシティ」の火星降下撮像装置 (MARDI)によって撮影された耐熱シールドで、MARDIは火星降下中、計数百枚の画像を撮影している。

 写真=NASA。

 ■New Mars Rover Beams Back Images Showing Its Descent
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/news/msl20120806c.html

 【関連記事】
マーズ・サイエンス・ラボラトリー、火星着陸成功
マーズ・サイエンス・ラボラトリー、着陸に向けて準備開始
ロシアの火星探査機「フォボス・グルント」、太平洋上に落下
ロシア、火星探査機「フォボス・グルント」との交信を断念か
NASA、新火星探査車「MSL」を打ち上げ

関連記事