オリンパス、ウェアラブルディスプレイの試作機を開発 スマホとの連携も可能

2012年7月5日 17:15

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超小型ウェアラブルディスプレイの試作機「MEG4.0」(写真:オリンパス)

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  • 超小型ウェアラブルディスプレイの試作機「MEG4.0」(画像:オリンパス)

 オリンパスは5日、日常生活で利用できる超小型ウェアラブルディスプレイの試作機「MEG4.0」を開発したと発表した。「MEG4.0」はBluetooth搭載でスマートフォンなどとワイヤレス接続ができる。また、本体質量30g以下(電池含む)、全長196mm、駆動時間約8時間(ただし3分ごと15秒間の間欠表示/連続表示の場合は約2時間)と、小型・軽量、低消費電力を同時に実現し、長時間の連続使用も可能になった。

 オリンパスは、以前よりウェアラブルディスプレイの研究開発をしており、新たに開発した試作機「MEG4.0」は現在までに培った技術を結集したもの。オリンパス独自の瞳分割シースルー光学系の採用により、外界の視界を遮らず自然にディスプレイの表示を見ることができる。また、表示パネルの光の利用効率を高め、低消費電力のまま高輝度を実現したため、屋外での視認性が向上した。

 日常生活での利用を考慮し、簡単に眼鏡へ着脱できる機構や、重量バランスの最適化による優れた装用性、違和感がないデザインを兼ね備えた。単なるディスプレイではなく、方位・加速度センサーも内蔵しているため、これらを利用した操作系インタフェースとしての応用や、GPSとの組み合わせによる幅広いアプリケーションへの展開が可能。

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