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ドコモ、KDDI、イー・アクセスの700MHz帯使用を総務省が認定
NTTドコモは、トラヒック急増への対応やLTEサービス「Xi」の拡充のため、2012年5月25日に700MHz帯を使用する「3.9世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画」の申請を総務省に行っていたが、6月28日に総務大臣より当該開設計画の認定を受けたと発表した。700MHz帯は“プラチナバンド”と呼ばれ、効率的に幅広いエリアをカバーできる特性を持っている。
これによりドコモは、700MHz帯を使用する特定基地局の構築に着手し、より高品質な通信を提供することを目指す。700MHz帯を使用するLTEサービスは2015年1月に提供を開始する予定。
なお、700MHz帯の使用に関しては、ドコモのほか、KDDIとイー・アクセスも認定を受けた。イー・アクセスにとっては初のプラチナバンドの割当となる。
イー・アクセスは、イー・モバイルとして既存の1.7GHz帯を利用し、現時点で95%の人口カバー率を実現している。また、今年3月より下り最大75MbpsのLTEサービスを開始し、更なるエリア拡大を図るべく鋭意エリア展開に努めている。
今回の700MHz帯の割当により、イー・アクセスは、広範囲のエリアをカバーできるプラチナバンドの特性を活かし、地方や郊外におけるLTEのサービスエリアの更なる拡充を積極的に図ることで、早期に全国の人口カバー率99%を実現することを目指す。加えて、増加するLTEのトラヒックに対応するため、高トラヒックエリアへの基地局の追加設置も積極的に行うことで、継続的に高品質なサービスを提供するとしている。さらに、LTE上でパケット通信を利用して音声サービスを実現するVoLTE(Voice over LTE)など、先進的なサービスも積極的に提供していく方針。
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