日本初「エネファーム」を全戸に設置した分譲マンションが着工、積水ハウス

2012年6月18日 12:20

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「グランドメゾン大濠Park」の外観(完成イメージ)(画像:積水ハウス)

「グランドメゾン大濠Park」の外観(完成イメージ)(画像:積水ハウス)[写真拡大]

 積水ハウスは、日本で初めて全戸に家庭用燃料電池「エネファーム」を設置し、建物屋上には太陽光発電システムを搭載した「ダブル創エネ」仕様の分譲マンション「グランドメゾン大濠Park」(所在地:福岡市中央区黒門、総戸数:9戸)を5月末に着工した。2013年5月に竣工する予定。同物件は、同社の「グリーンファースト」の考え方を生かした環境配慮型の分譲マンションで、快適に暮らしながら電力の自給率を高め、昨今の節電対策にも貢献するもの。

 同物件は全戸に「エネファーム」を設置し、発電した電気を各家庭で使用できるとともに、発電の際に排出される熱も給湯や暖房に利用することができるため、昨今の電力供給不安の中でも無理な節電を強いられることなく、快適に暮らすことができるのが特徴。戸建住宅負荷で試算した場合、1戸当たりの年間光熱費を約59,000円節約でき、CO2については年間約1.5トン削減することが可能。

 また、各住戸内の照明にはLEDを採用。窓ガラスには冷暖房効率を高めるために遮熱断熱複層ガラスを採用し、省エネ性能を高めている。さらに、居室の天井にはシックハウス症候群の原因物質の一つとされるホルムアルデヒドを吸着し、空気中の放散量を限りなくゼロに近づける内装仕上げ材を採用することで、快適な室内空気環境を提供する。

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