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GoogleはJava APIの著作権を侵害していないとの判決
BonTf 曰く、 GoogleがJavaの知的財産権を侵害したとしてOracleが提訴していた裁判で、米カリフォルニア州北部地域連邦地裁のウィリアム・アルソップ判事は5月31日、37のAPIパッケージに関して著作権侵害は認められないとの判決を下した(Groklawの記事、Ars Technicaの記事、知財情報局の記事、本家/.)。
判事によれば、APIで著作権保護されるのはプログラムコードであり、APIの機能自体は著作権保護の対象とならないとのこと。同じ機能であっても、異なるコードで再実装することは著作権侵害にならないとの判断だ。宣言やヘッダー部分に関しては、同じ機能であれば異なる実装でも同一の記述が必要となるため、著作権保護の対象外としている。
Oracleが1,500万行のソースコードをスキャンした結果、GoogleがJavaからコピーしたと認められたのは「rangeCheck」ブロックの9行と、8ファイルをデコンパイルしたコードのみだ。前者は既にAndroidのソースコードから削除されており、後者は製品で使われた形跡がないという。Oracleは控訴の構えを見せているが、逆転の可能性は低いとみられている。
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