米Microsoft、集団訴訟を禁じたエンドユーザーライセンス契約を準備

2012年6月1日 19:30

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 米Microsoftは顧客との訴訟を回避するために、Windows 8以降で適用されるエンドユーザーライセンス契約(EULA)の内容を新たなものに変更するという。同社のブログによれば、すでにXboxではこうしたEULAの変更は終了しており、今後数か月の間にほかの製品やサービスにおいても同様の変更が行われるとしている(MicrosoftのブログThe Register本家/.)。

 新ライセンスの最大の変更点は、消費者がMicrosoftを訴える場合、集団訴訟を禁じるというもの。今後は個人による小額裁判のみ訴訟が可能となる。その代わりにMicrosoftは仲裁人によって提案された和解案のなかで「最大もしくはそれ以上」の損害賠償金を必ず支払うか、該当サービスおよび製品金額に1,000ドル相当を足したものを支払うとしている。

 加えて、仲裁が成立した場合は対応する顧客側の弁護士費用を倍増、7ドルまでの製品総量の全額払い戻し、Microsoft製ソフトウェアまたはハードウェアの45日間の返金ポリシーなども持つ。MicrosoftはこのEULAを米国内で最も寛大な内容だとしているが、本家タレコミ人はお怒りの模様。またコメント欄でも「この内容自体が違法である可能性」や「EULAの内容自体に対して集団訴訟をすることが可能ではないか」などの議論もあるようだ。

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