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銃声を自動検出して犯人の位置を特定する技術がプライバシーを侵害する?
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、
アメリカでは、電柱、建物などあらゆる構造物に電子集音デバイスを取り付け、銃声を監視する「SureSpotter」と呼ばれるシステムの構築が行われているらしい。このシステムを使用すれば、警察が犯人の居場所を特定するまでの時間を大幅に短縮することが可能となるという (Post-Gazette の記事、本家 /. 記事より) 。
元記事によれば、センサーで銃声らしき音声を記録すると監視カメラ上に警告が表示される。システム監視者は録音を再生し、銃声であることを確認すると銃が発射されたセンサーの位置の衛星地図を拡大し場所を特定する。それを警察に通報するという形になる。記事の事例となっている事件では、銃撃が起きてから 3 分 55 秒という短い時間で犯人確保につながったとしている。
その一方で、このシステムは銃声と同時に周囲の会話も記録することがあることから、警察の監視による発砲事件の減少と一般人のプライバシーの侵害のはざまで議論が持ち上がっている。実際に警察側が裁判などで記録された会話を証拠として利用した例もあるという。開発元の James G. Beldock 氏は、銃声で無ければシステムは起動せず、銃声以外の音声を記録することは意図していないとコメントしている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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