ブリヂストンと味の素、バイオマス由来の合成ゴムを共同開発

2012年5月31日 17:52

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バイオマス由来の合成ゴム(高シスポリイソプレン)(画像:ブリヂストン)

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 ブリヂストンは31日、タイヤ用合成ゴムの共同開発を行っている味の素より、バイオマスから生成したイソプレン(合成ゴムの原料)の提供を受け、合成ゴム「高シスポリイソプレン(以下IR)」の重合に成功したと発表した。

 ブリヂストングループは現在、2050年を見据えた「100%サステナブルマテリアル化」の実現に向けて、様々な取り組みを行っている。原油由来のIRは市場での供給量が限られており、持続可能な原材料調達に向けて再生可能な資源から原材料を調達する方法を探ってきた。

 今回重合に成功したIRは、世界最先端の発酵技術を持つ味の素がバイオマスから生成したイソプレンを使用しており、ブリヂストンが目指す「持続可能な」社会の実現に大きく貢献することができるもの。また、このIRはバイオマス由来のイソプレンをブリヂストン独自の重合触媒技術を用いて反応させており、IRに求められる実用的な性能を満足することも確認できているという。

 IRは天然ゴムの一部を置換することができるため、バイオマス由来のIRは原材料多様化の手段として期待されるという。ブリヂストンは今後、IR生成技術の進捗に併せてゴム物性の確認を進め、重合触媒技術をさらに高めることにより、より高機能なIRの開発を目指していく方針。

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