ソーラーフロンティア、米アリゾナ州の水処理施設にCIS薄膜太陽電池を設置

2012年5月31日 12:25

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 昭和シェル石油の100%子会社で、CIS薄膜太陽電池の生産・販売を行っているソーラーフロンティアは31日、米アリゾナ州の大手電力会社であるウィルソン・エレクトリック社を通じて、同州の1.5メガワットの太陽光発電所にCIS薄膜太陽電池を設置したと発表した。

 同発電所は、米アリゾナ州プレスコット・バレーで市内の揚水および廃水処理の一部を担っている貯水および廃水処理施設での電力需要を補完するためのもので、プレスコット・バレーにおいて初めての太陽電池の導入事例となる。

 ソーラーフロンティア・アメリカズのグレッグ・アシュレイ最高執行責任者(COO)は、「ウィルソン・エレクトリック社は、2010年2月からソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池と他社の技術の比較実験を行ってきたが、この結果に基づいてソーラーフロンティアの製品を選んでいただいた。今回のような導入事例によって、ソーラーフロンティアに対する評価がますます高まっていくことだろう」と述べている。

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