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スマホ普及に伴い拡大する、アクセサリーなど周辺機器市場
博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織「博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター」が実施した日本のスマートフォン普及状況の調査によると、スマートフォンの保有率は2011年2月に5%であったものが、2012年2月には28.2%へと急上昇。昨年は男性比率が7割を占めていたものの、今年は女性比率が約半分まで増加しており、男女ともに必携のアイテムとなりつつある。
このスマートフォン並びにタブレット端末の普及に伴って拡大しているのが、スマートフォン・タブレット端末のアクセサリー・周辺機器市場である。専用ケースや保護フィルムなど保有台数の伸びと同様に市場が拡大し、シードプランニングが発表したところによると、2011年度は824億円だった市場が2016年には2680億円、アクセサリー市場で2倍、周辺機器市場は12倍もの市場になると予測されている。中でもスマートフォンは、従来の携帯電話と比べ依然としてバッテリーの消費が早いため、バッテリー消耗をサポートする機器の需要が高く、各社が新製品やサービスでそのデメリットを補っている。
ソニーは、スマートフォンなどを充電できるポータブルUSB電源に、新たに「手回し充電機能」を追加した「CP-A2LAKS」の発売を発表。同時に、スマートフォンなどを従来よりも素早く充電できるポータブルUSB電源2機種、繰り返し使える充電式ニッケル水素電池3機種、充電器セット6機種の計12機種の新「サイクルエナジー」シリーズとして6月20日から発売するとのこと。約500回くり返し使用可能で、使い捨てる電池を減らし、環境への負荷も低減することに繋がるという。
また、パナソニックグループのエナジー社は、タリーズコーヒージャパン、ファミリーマート、スリーエフ、カフェ・カンパニー(WIRED CAFE)、ジャンボカラオケ広場グループ、スピードネイル、オペレーションファクトリーの7法人計約90カ所に無接点充電パッド「チャージパッド」の導入を開始すると発表。「チャージパッド」とは、Qi(チー)規格に対応した携帯電話やスマートフォン・モバイル電源を置くだけで、ワイヤレスで電池が充電できるという商品。充電パッドの送電コイルが、充電する機器の位置を自動で検出して移動するフリーポジショニング充電も実現しているという。
半導体メーカーでは、こういった機能を充実させるための製品が続々と開発されている。また周辺機器も充電等の直接的な機器・機能ばかりでなく、各種センサーを利用したものやアプリ連動型の玩具など、その幅は無限に広がっている。スマートフォンはやタブレット端末はどこまで進化するであろうか。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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