【銘柄診断】オリジナル設計は復興関連として人気化も、業績が想定外の低迷

2012年5月27日 20:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  オリジナル設計 <4642> (東2)は整理色を強め年初来安値圏での展開になっている。昨年は復興関連株として人気を集め、3月15日の85円を起点に4月14日には高値393円まで、4.6倍の急騰を演じた。ただ、その後は一貫した整理に入り、今もその基調を抜け出せないでいる。

  震災需要増で期待された前2011年12月期の営業利益は2億1000万円の損失(前々期9900万円の黒字)と赤字に転落。今2012年12月期の第1四半期も営業損失700万円(前年同期)と低調な動きが続いている。

  同社の主力業務は上下水道の効率的な整備・管理などで復興需要の獲得が期待されたが、その取り込みがうまくいっていないようだ。

  今12月期第1四半期でも継続企業の前提に関する重要事象が注記されるなど厳しい環境が続いている。低迷局面離脱への手掛かり材料が見えないだけに、株価も整理局面を継続の方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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