東芝、仏ルーヴル美術館内「モナ・リザ」などの展示照明をLEDに

2012年5月24日 15:36

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「モナ・リザ」c 2007 Musee du Louvre / Angele Dequier(画像:東芝)

「モナ・リザ」c 2007 Musee du Louvre / Angele Dequier(画像:東芝)[写真拡大]

  • LED照明に改修されたナポレオン広場(画像:東芝)

 東芝は24日、2010年から仏ルーヴル美術館とともに進めている照明改修プロジェクトの第二弾として、今回、同美術館の館内照明の一部を東芝製LED照明に置き換えることで基本合意したと発表した。

 ルーヴル美術館の至宝とも言われるレオナルド・ダ・ヴィンチ作「モナ・リザ」の展示照明をはじめ、ダヴィッド作「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠」など、著名な絵画が展示されている「赤の間」のほか、メインエントランスである「ナポレオン・ホール」の照明がLED照明になる。

 今回のプロジェクトでは、2013年5月末までに「モナ・リザ」専用の照明システムおよび「赤の間」の天井照明器具をLED照明に改修し、さらに2014年前半には「ナポレオン・ホール」についてもLED照明への改修を行う予定。

 また、東芝は、照明改修プロジェクトの第一弾として進めてきたナポレオン広場のLED照明への改修が5月12日に完了したことも併せて発表した。これにより、昨年12月のピラミッド、ピラミディオン、およびパビリオン・コルベールなどの一部に続き、ナポレオン広場全体の照明がLED照明になったことになる。「芸術のルーヴルと技術の東芝」が融合することで、これまでのルーヴル美術館の優美な景観を踏襲しつつ、消費電力は従来比で73%の削減が可能になるという。

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