三菱自、「i-MiEV」で米モータースポーツイベント「パイクスピーク」に挑戦 

2012年5月18日 18:05

印刷

『i-MiEV Evolution』(画像:三菱自動車)

『i-MiEV Evolution』(画像:三菱自動車)[写真拡大]

  • 『Mitsubishi i』(画像:三菱自動車)

 三菱自動車は18日、7月3日~8日に米コロラド州で開催されるモータースポーツイベント「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」2012年大会に、『i-MiEV Evolution(アイ・ミーブ エボリューション)』(レース専用車)と『Mitsubishi i』(北米向け市販車、日本名『i-MiEV』)の2台体制で参戦し、『i-MiEV Evolution』は電気自動車(Electric)クラスでの優勝を目指すと発表した。

 『i-MiEV Evolution』は、明電舎やGSユアサなどパートナー企業の協力の下、『i-MiEV』市販車で使用しているモーターやバッテリーなどの主要な部品を、パイプフレーム製のシャーシ、カーボン製のカウルなど軽量化・空力性能を追求した専用ボディに搭載する。フロント1基、リヤ2基のモーターから構成される電動4WDシステムにより、高い走行性能や優れた操縦性を実現している。三菱自は、『i-MiEV Evolution』でEV制御やEVコンポーネントの高い技術力をアピールするとともに、同車の開発で得られた技術的ノウハウを今後市販する車両の開発にフィードバックすることで、耐久性・信頼性の高いクルマづくりに活かしていく。

 また、『Mitsubishi i』は、市販車をベースに、空力向上のためにフロントバンパー形状を変更したほか、ロールバーなどの安全装備を追加した。

 ドライバーは、『i-MiEV Evolution』にダカールラリーで日本人初の2年連続総合優勝を果たした増岡浩(ますおか ひろし)をチーム監督兼務で起用し、『Mitsubishi i』にはスコアインターナショナルオフロードシリーズクラス優勝ドライバーのBeccy Gordon(ベッキー・ゴードン)を起用する。

関連記事