日産、多目的商用バン「NV200」をベースとしたEVをイオンリテールに貸与

2012年5月15日 17:34

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イオンリテール株式会社向けモニター車(画像:日産自動車)

イオンリテール株式会社向けモニター車(画像:日産自動車)[写真拡大]

 日産自動車は15日、5月から、イオンリテールに多目的商用バン「NV200」をベースとした電気自動車(EV)のモニター車1台を貸与し、実証運行を開始すると発表した。

 具体的には、イオンリテールが首都圏の「イオンネットスーパー」の配達車両として同モニター車を約1ヶ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認する。同モニター車は、今年1月開催のデトロイトモーターショーで、そのコンセプトモデルの世界初披露を行なったゼロ・エミッション車「e-NV200」がベースとなっている。

 日産の村上秀人執行役員(LCV事業本部担当)は、「イオンリテール社の評価結果は、顧客ニーズに合った将来の小型EV商用車を作るうえで極めて有効なものになると考えている。今後の実証運行を通じたフィードバックを反映して登場する『e-NV200』が、お客さまのビジネス、ひいては、持続可能な社会づくりに貢献できるようになることを期待している」と述べている。

 なお、今回の実証運行のベース車である「NV200」は、先般、次世代のニューヨークタクシーに選定されたモデルで、グローバルレベルでの顧客のニーズを視野に入れたビジネス、デイリーユース、レジャーなど、あらゆるシーンで幅広く使用できる新世代の小型商用車。

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