富士通、犬専用の活動測定デバイスを開発 ペットの健康管理ビジネスに参入

2012年5月14日 20:47

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専用デバイスを装着した様子(写真:富士通)

専用デバイスを装着した様子(写真:富士通)[写真拡大]

 富士通は14日、犬に装着して使用する専用の活動測定デバイスを開発し、同デバイスから得られるセンシング情報を基にペットの健康管理をサポートするクラウドサービスを2012年下期より提供開始すると発表した。

 今回開発したデバイスは、小型で軽量・省電力のため、常に犬に装着したまま、24時間、活動状況を記録し続けることができる。ペットの様子をひんぱんに見ることが難しい飼い主でも、同デバイスで歩数・震え・温度変化などを測定し記録することで、ペットが日頃どの程度活動しているかを知ることができ、ペットの体調変化を発見するきっかけとなる。

 測定したデータはデバイス内に一定期間蓄積される。蓄積されたデータは、専用アプリケーションとFeliCa通信により、デバイスをスマートフォンやパソコンに近づけるだけで簡単に読み取ることができる。また、読み取ったデータは専用のクラウド上にアップロードされ、長期間のデータ保存が可能になる。

 クラウド上にアップロードされたデータは飼い主専用のWebページで閲覧できる。データは過去からの推移がグラフで判りやすく表示されるため、一目でペットの活動変化を把握することができる。同サービスを利用することで、飼い主は日々のペット健康管理を手軽に行うことができる。

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