ソーシャルゲーム各社、コンプガチャの自主規制を発表

2012年5月10日 17:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ソーシャルゲームプラットフォーム連絡協議会に参加するDeNA、GREE、mixi、NHN Japan、サイバーエージェント、ドワンゴの6社は9日夜、消費者庁による中止要請が近いと報道されている「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」について、5月末までに全廃することを発表した(日経新聞の記事4Gamer.netの記事GameBusiness.jpの記事ITmediaの記事)。

 発表によれば、今後は新たなコンプガチャの提供を行わず、現在運用中のものについても5月末までに終了するという。今回の発表は自社で開発する内製ゲームについてのものということだが、6社のプラットフォーム上でゲームを配信するサードパーティについても、全面廃止に向けたガイドラインを作成し、早急に公開するとしている。ただし、既に自主的に廃止を進めるサードパーティも相次いでいるという。

 いち早く廃止を発表したサードパーティのKLabによれば、コンプガチャ廃止による影響は、ガチャ売上で15%減、ソーシャル事業全体で5%減程度と見込まれている。ただし同社はコンプガチャへの依存度が低いとのことで、会社によっては高収益の反動が大きくなりそうだという。

 いっぽう、このような状況に関わらず新たなコンプガチャをスタートさせるバンダイナムコゲームスのような例もあり、話題になっている(ITmedia)。

 (追記@18:11)バンダイナムコゲームスもコンプガチャを終了すると発表した。ITmediaによると、「前日にプラットフォーム各社がコンプガチャ終了を決めたのに伴い、コンプガチャ終了を決めた」そうだ。

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