Android用の「spモードメール」アプリに脆弱性

2012年4月28日 13:31

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 NTTドコモが提供するAndroid用の「spモードメール」アプリに脆弱性が発見された(JVN#82029095INTERNET Watchの記事)。

発見された脆弱性はSSLサーバー証明書の検証不備により、不正なSSLサーバー証明書を使用するサーバーに警告なしで接続してしまうというもの。これにより、第三者に通信内容が傍受される可能性があるという。脆弱性の影響を受けるのはバージョン5400およびそれ以前のバージョンで、最新版では修正されている。

 なお、この脆弱性が修正された最初のバージョン(5500)では端末の再起動後にWiFi接続でメールを送受信できない場合があるとのことで、現在は問題を修正したバージョン5550が公開されている。ただし、Google Playのユーザーレビューでは、バージョン5550でもメールの送受信ができないといった報告がみられる。

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