大正製薬、トクホンを完全子会社化 外用剤及び貼付剤分野を強化

2012年4月28日 00:47

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 大正製薬ホールディングス(HD)は27日、同社の完全子会社である大正製薬が、外用剤及び貼付剤分野を強化するため、2012年7月2日を効力発生日とする株式交換によりトクホンを完全子会社とすることを同日開催の大正製薬の取締役会決議において決議し、同日株式交換契約を締結したと発表した。また、トクホンにおいても同日開催の取締役会決議において株式交換について決議している。なお、株式交換については、6月1日開催のトクホンの臨時株主総会の承認を受けることを前提としている。

 株式交換は、大正製薬を株式交換完全親会社、トクホンを株式交換完全子会社とする株式交換になる。トクホンの株主には、株式交換の対価として大正製薬の完全親会社である大正製薬HDの普通株式が割当てられる。トクホンの普通株式1株に対して、大正製薬HDの普通株式0.12株を割当交付する。

 大正製薬は、これによりOTC医薬品の外用剤市場において歴史と実績のある「トクホン」ブランドや貼付剤における経皮吸収治療システム等の各種技術の活用、研究開発の連携強化などをはかり、将来的にOTC医薬品及び医療用医薬品の両事業においてさらなる企業価値の向上に努めていく方針。


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