富士通研、既存の携帯電話やスマホでの3D映像撮影を可能にする技術を開発

2012年4月27日 05:51

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開発した3D撮影技術のシステム図(画像:富士通研究所)

開発した3D撮影技術のシステム図(画像:富士通研究所)[写真拡大]

 富士通研究所は26日、既存の携帯電話やスマートフォンなどのカメラ付き端末で3D映像を撮影できる技術を開発したと発表した。

 近年、映画やテレビで3D映像を見る機会が増えてきている。写真や動画の共有サイトでも3Dに対応したサイトが出てきており、自分で撮って楽しむことのできる3D撮影機器が求められている。しかしこれまでは、3D映像の撮影には専用の機器が必要で、誰もが簡単に撮影できるものではなかった。

 今回、小型で安価なアタッチメントを既存の携帯電話やスマートフォンのカメラの前に取り付け、撮影した映像をクラウドで3D映像へ変換処理することで3D映像の撮影を可能にする技術を開発した。

 同技術によりユーザーは簡単に3D撮影ができるようになるため、ブログやWebページ、写真や動画の共有サイトでの3Dコンテンツの普及が期待されるという。

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