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三菱地所、東京・茅場町で環境モデルビルの開発に着手
三菱地所は26日、中央区日本橋茅場町一丁目において先進の環境技術を導入した「(仮称)茅場町計画」の新築工事に、6月15日付で着手すると発表した。
三菱地所はこれまで、オフィスの生産性・快適性と環境性能が両立する環境技術の確立を目指し、丸の内エリアの環境戦略拠点エコッツェリアや自社オフィス内等で、実証実験を進めてきた。
同プロジェクトでは、その検証結果を踏まえた最新の環境技術を盛り込んだ環境モデルビルを新たに開発する。自社オフィスではなく、テナントビルに先進環境技術を導入し、テナント企業に利用してもらうなかで検証データを蓄積し、今後さらに大規模なオフィスビルへの展開も視野に入れていく。
また、兜町・茅場町エリアの活性化に対しても、老朽ビルを環境モデルビルとして建替えることによる寄与を目指す。
導入する主要技術は「知的証明システム」と「ハイブリッド輻射空調システム」。日本で初めて両技術を複合的にテナントビルに導入することで、証明と空調というオフィスビルの二大電力使用要因を削減する。また、「二層吹抜自然換気システム」、「エコグリッド」(日射遮蔽ルーバー)という2つの環境技術を外装に表した特徴的な外観を形成する。
これらの様々な技術により、同ビルは一般のオフィスビルに比べ使用エネルギー(CO2換算)を約45%削減できる見込みであり、環境性能はCASBEE-Sクラス相当を目指している。
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