自動車のオープンソース化は危険ではないか、という意見

2012年4月23日 11:20

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記事提供元:スラド

 taraiok 曰く、

 ソフトウェアはオープンソース化することにより、創造的なサービスを効率的に提供できたり情報を共有することにより技術基盤をより強固なものにできる。しかし、電気自動車に関して言えばオープンソース化は悪いアイディアであると言わざるを得ない (Green Car Reports の記事本家 /. 記事より) 。

 その理由として、電気自動車のオープンソース化はシステムパラメータの変更などを購入者が行いやすくなることが挙げられる。購入者が電気自動車内のソフトウェアプログラムのパラメーターを勝手に修正することにより、走行中のトラブルや事故などにつながる可能性が高くなるからだとしている。電気自動車のソフトウェアの変更は、ガソリン車の燃焼機空気比の調整やエアフィルターの交換ほどには簡単ではない。実際に Fisker の「Karma EcoSport」はメーカー側のソフトウェア設定の不具合でリコールにつながった例が挙げられている (Green Car Reports の記事) 。

 しかし本家タレコミ人曰く、ソースコードへのアクセスを阻害することは自動車メーカーがソフトウェア設計ミスを犯したときに修正するチャンスを逃すことにもつながるとしている。

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