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Amazonの自費出版システム、ベストセラー本にタイトルや著者名を似せた「スパム本」の発行に使われる
headless 曰く、 Amazon.comではタイトルや作者名をベストセラー作品に似せた、ほとんど中身のない書籍が販売されていることがあるのだが、これらはAmazonの自費出版システム「CreateSpace」を利用して作られたものが多いという(Fortuneの記事、Time.comの記事、Gizmodoの記事)。
このような「スパム本」として挙げられているのが、「Steve Jobs」や「Fast and Slow Thinking」といったタイトル。前者は日本でも話題になったWalter Isaacson著のスティーブ・ジョブズ公式伝記と同じタイトルだが、こちらの著者は「Isaac Worthington」。また、後者はノーベル経済学賞を受賞したDaniel Kahneman著「Thinking, Fast and Slow」に似せたタイトルで、著者は「Karl Daniels」となっている。
このほかFortuneの記事では、「Fifty Shades of Grey」に似た「Thirty-five Shades of Grey」、「The Girl with the Dragon Tattoo(ドラゴン・タトゥーの女)」に似た「I am the Girl with the Dragon Tattoo」などが挙げられており、これらのすべてがCreateSpaceで発行されたものだという。
CreateSpaceを使用して数多くの書籍を自費出版しているKaren Peebles氏によれば、彼女の作品がAmazonでリジェクトされたことは一度もないという。それだけでなく、I am the Girl with the Dragon Tattooを出したときでさえ、質問は一切なかったとのことだ。
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