日産、デイリー更新型のEV充電スポット情報を提供 

2012年4月19日 12:57

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 日産自動車は18日、4月23日から、約13,000台の「日産リーフ」から収集されたプローブ情報を基に新たな充電スポット情報をデイリー更新する新サービスの運用を開始すると発表した。これにより、ナビゲーションシステムやオーナー向けウェブサイトに提供される充電スポット情報の鮮度や精度が飛躍的に向上し、EVの利便性が高まる。

 今回のサービスは、「日産リーフ」のEV専用情報通信システム(ICT)を通じて日産カーウイングスデータセンターに収集されるプローブ情報から、既存のナビゲーションシステムでは未配信の充電スポットを抽出し、「日産リーフ」のオーナーに充電スポット情報を提供するもの。

 具体的には、「日産リーフ」に充電を行うとナビゲーションシステムにその充電スポットの位置情報が記録され、EV専用情報通信システムを通じて日産カーウイングスデータセンターにその位置情報が収集される。その後、現地調査を実施し、顧客へ案内可能な充電スポットを選別した上で、EV専用情報通信システムを通じて一般の顧客の「日産リーフ」ナビゲーションシステムに新規の充電スポット情報を配信することになる。

 新規の充電スポット抽出に大量のプローブ情報を活用することで、収集可能な充電スポットの数は従来と比べて約2倍となる。また、充電スポットをデイリー更新することが可能になるため、新たな充電スポット情報の収集から情報提供までの時間を従来に比べて約1/3に短縮する。

 「日産リーフ」は、車載のデータ通信モジュール(TCU)を介して日産カーウイングスデータセンターと常時接続することで、各種ドライビングサポート機能や、オーナー向けウェブサイトを通じたEV運転履歴の確認、バッテリー状態の管理、エアコンの遠隔操作、航続可能距離や充電スポットを確認しながらのドライブ計画作成など、EVならではのすぐれたサポート機能を提供している。

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