米連邦裁判所、「コードは財産ではない」との見解を示す

2012年4月18日 08:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 2009年、ゴールドマン・サックスの取引システムのソースコードが盗まれるという事件が発生した。この件に関して4月11日、米連邦裁判所は「プログラムのコードは実質的実体を持たないため財産とはみなされない」という見解を明らかにしたという(WIREDの記事)。

 容疑者がソースコードを盗んだからといって「その物理的支配」を手に入れたわけではなく、ゴールドマン・サックスが取引システムを利用できなくなったわけではない、という判断らしい。連邦裁判所は2月に容疑者の有罪を覆し、身柄を開放している。

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