Google Playのマルウェア、数百万人分の個人情報を収集か

2012年4月17日 07:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 NHK等の報道によると、Androidアプリの公式マーケット「Google Play」に3月半ば頃から人気アプリ/コンテンツの名称を冠したマルウェアが出回っており、数十万人から数百万人の大量の個人情報が収集された可能性があるという(NHKの記事産経新聞の記事impressの記事ITmediaの記事)。

 問題となったのは「連打の達人 the Movie」「桃太郎電鉄 the Movie」といったソフト計16本。いずれも人気アプリの使い方解説などを装っていたが、内部では利用者の名前と電話番号、Android ID、電話帳に登録されている人の名前、電話番号、メールアドレスといった情報を外部サイトに送信していた。これらのアプリは問題発覚後の13日には全て削除されたが、すでに6万6000件から最大で27万件がダウンロードされており、延べ数十万人から数百万人の大量の個人情報が流出した可能性があるとみられている。

 アプリの起動時には明らかに不要と思われるパーミッションが要求されていたとのことで、以前から啓蒙されているように公式マーケットであっても怪しいアプリは使用しないよう注意されたし。ただし、本件ではアドレス帳の情報も流出しているため、日ごろから自衛している人も知人経由で個人情報が漏洩している可能性がある。

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