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「勝手にWebページ内に広告を貼り付ける」無料インターネット接続サービス、米国で議論になる
あるAnonymous Coward 曰く、 最近では無線LANサービスを無料で提供するホテルは珍しくないが、本家/.で「閲覧するすべてのWebページに勝手にコードを挿入する」ことを行っていた無線LANサービスが話題になっている(本家/.、The New York Times記事)。
これを発見したのは、WebエンジニアのJustin Watt氏。氏がマンハッタンのミッドタウンにあるコートヤード・マリオットホテルに宿泊し、提供されていた無線LANサービスを使って自分のブログにアクセスしたところ、ページ内に奇妙な空白ができていたことに気付いたという。氏が調べたところ、提供されているインターネット接続サービスを使って閲覧した全ページに対し、数行のコードが埋め込まれていたことが確認できたという。
問題のコードには、RG Nets社の「Revenue eXtraction Gateway」システムを指す「rxg」という文字が含まれているという。このシステムを利用することで、ページに訪れるユーザーやWebページ作成者に気づかれることなく広告バナーを貼付けることができるという。
コードは挿入されていたものの、実際に広告を表示することは行っていなかったとのことだが、同技術を使用して勝手に広告を掲載すればWebページ作成者の広告利益を横取りすることにもなるため、同技術の倫理観を巡って議論が巻き起こっている。
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