日産、横浜市で「EVタクシーシェアのりば」実証実験を開始 

2012年4月11日 17:59

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 日産自動車は11日、「かながわEVタクシープロジェクト」(神奈川県、神奈川県タクシー協会、神奈川県個人タクシー協会、日産自動車主催)と「ヨコハマ モビリティ プロジェクト ゼロ(YMPZ)」(横浜市、日産自動車主催)のジョイント活動として、環境やひとにやさしいEVタクシーの普及を目的に「EVタクシーシェアのりば」の実証実験を、4月18日より開始すると発表した。

 「EVタクシーシェアのりば」とは、EVタクシー専用の待機所を設けて、既存のタクシーのりばをEVタクシーと通常のタクシーが交互に利用(シェア)するもので、「EVタクシーの専用のりば」を設置するスペースがない場合やEVタクシーの台数が少ない場合にも設置可能であることが特長。

 EVタクシーは、走行中の排出ガスゼロ、また低騒音、低振動、低重心による快適な乗り心地、優れたランニングコストなどの特長がある反面、航続距離、充電時間などにより、従来車タクシーに比べ営業機会の面で不利という問題がある。この問題を解決する方策として、今回、乗車機会の増大が見込める「EVタクシーシェアのりば」設置による実証実験に取り組むこととした。

 実証実験の実施場所は、社会福祉法人 恩賜財団 済生会横浜市東部病院(神奈川県横浜市鶴見区下末吉三丁目6番1号)。実施期間は2012年4月18日~7月20日。参加EV台数は6台(日野交通:4台、東宝タクシー2台)。実験では、「EVタクシーシェアのりば」でEVタクシーを利用した顧客からのアンケート及び乗務データより、その有効性を検証する。

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