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画像:日立製作所[写真拡大]
日立製作所は11日、日立産機システムと共同で、モーターの心臓部である鉄心に鉄基アモルファス金属を採用することで、レアアース(ネオジウム、ディスプロシウム)を含んだ磁石を用いない11kW高効率永久磁石同期モーターを開発したと発表した。
日立と日立産機は、2008年にレアアースを用いないモーターの基礎技術を確立していたが、さらなる大容量化と高効率化を図るため、構造の最適化や鉄心の損失低減などの応用技術を開発し、中型容量クラスである11kWモーターへの適用を実現した。今回開発したモーターは、従来モーターの体格以下で国際電気標準会議(IEC)の効率ガイドラインの最高水準であるIE4に適合するエネルギー効率約93%を達成した。今後はさらに技術開発を進め、2014年度に製品化する予定。
なお、同技術の一部は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業」を受けて開発したもの。
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