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サトウの切り餅、側面の切り込みは特許侵害
記事提供元:スラド
masakun 曰く、 切り餅を焼く際の型崩れを防ぐ側面の切り込みについて特許権が侵害されたとして、越後製菓が佐藤食品工業に製品の製造・販売差し止め及び損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、知財高裁は1審の判決を取り消し、越後製菓の訴えを認める判決を出した(毎日jpの記事、TOKYO Webの記事、朝日新聞デジタルの記事、MSN産経ニュースの記事)。
越後製菓は2002年、側面に切り込みを入れた切り餅を開発して特許を出願し、2008年に登録されている。一方、佐藤食品は側面と上下面に切り込みを入れた切り餅の特許を2003年に出願している。知財高裁では昨年9月、特許の要件は側面の切り込みであり、上下に切り込みを入れたものも含まれるという中間判決を出していた。
今回の判決では佐藤食品工業に対し、5品目の製造・販売差し止めと約8億円の賠償、製造機の廃棄を命じており、仮執行も認めている。佐藤食品工業は判決を不服として上告する方針だ。なお、同社では昨年12月から製品の切り込みを上下面のみに変更しているとのことで、製造・販売に対する影響は少ないとしている。
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