MPAAとRIAAにデジタルコピーした紙幣を送りつけるキャンペーン

2012年3月19日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 MPAA(全米映画業協会)とRIAA(全米レコード協会)の著作権侵害防止のためのキャンペーンは続いているが、その意図とは正反対とも言える事態が発生した(本家/.)。その事態とは「Send Them Your Money(あなたのお金を送って)」キャンペーン。「スキャンやデジカメ撮影したドル紙幣」をRIAAとMPAAにみんなで送信しよう!というものだ。データコピーの海賊版による損失はデジタルコピーしたドル紙幣で払おうという皮肉から生まれたという。

 GeekSystem記事から抜粋してこのキャンペーンの背景を簡単に説明すると、RIAAとMPAAに加盟しているような企業は、インターネット上での著作権侵害によって大きな損失が発生しており、それを窃盗と同様のものとして企業利益の損失として発表する傾向があるという。しかし、著作権侵害はあくまで著作権侵害という不法行為であり、これらの企業が同一視するような窃盗とは異なる。このことをRIAAとMPAAに理解させたいという主旨からこのキャンペーンが立ち上がったようだ。

 なお、このキャンペーンは大岡越前の「宿屋の主が料理のにおいを学生が盗んだと訴えたことに対して、大岡が手持ちの金貨を鳴らし、その音を料理のにおい分の対価として支払って解決した」という故事からヒントを得ているらしい。

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