GSユアサのHV車補機用鉛蓄電池、トヨタ「アクア」と「プリウスPHV」に採用

2012年3月12日 12:34

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「アクア」に採用された補機用鉛蓄電池(画像:GSユアサ)

「アクア」に採用された補機用鉛蓄電池(画像:GSユアサ)[写真拡大]

 GSユアサは12日、同社のハイブリッドカー補機用鉛蓄電池が、トヨタ自動車が昨年12月に発売した新型ハイブリッドカー(HV)「アクア」、および今年1月に発売した新型プラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」に採用されたと発表した。

 HV車ならびにPHV車には駆動用としてニッケル水素電池やリチウムイオン電池が搭載されているが、あわせて補機用として鉛蓄電池も搭載されており、“パワー”スイッチをONにした時のハイブリッドシステムおよび一般電装品への電源供給や、“パワー”スイッチをOFFにした時あるいはアクセサリーモードにした時の一般電装品への電源供給という大切な役割を担っている。

 GSユアサは、トヨタ自動車がハイブリッドカーの量産、販売を開始した1997年当初から補機用鉛蓄電池を供給しており、「プリウス」をはじめ「プリウスα」、レクサス「CT200h」にも採用されており、累計で270万個以上の補機用鉛蓄電池を出荷した。今回「アクア」、「プリウスPHV」へ補機用鉛蓄電池を供給することにより、販売数量の大幅な拡大を見込んでいる。

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