ヤマダ電機、オリジナル太陽光発電システムを販売開始 1kWあたり39万円台

2012年3月12日 10:54

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 ヤマダ電機は9日、3月10日より普及価格「39万円台/1kW」を実現した同社オリジナル太陽光発電システムの販売を開始すると発表した。

 太陽光発電には大きな注目が集まっているが、現状の売価相場は1kW当たり50万円前後と高く、爆発的な普及にまで至っていないのが実情。ヤマダ電機が今回販売を開始するオリジナルシステムは、従来相場を大きく引き下げる1kW当たり39万円台(税・標準工事費込み)を実現した画期的な商品であり、国や自治体からの補助金を活用すれば、実質的には1kW当たり30万円台半ばでの導入が可能。

 同システムは、韓国S-ENERGY社製の高性能太陽光モジュールをはじめ、オムロン製のパワーコンディショナー&カラーモニター、日本フォームサービスの架台、さらには税・標準工事費など、システムを構成する要素をワンパッケージ化したことが最大の特長。しかも、太陽光モジュールには25年の長期出力保証を付帯するなど、信頼性にも優れている(システムは10年保証)。

 当面は一般家庭向け「3.84kWシステム」(特別セット価格153万円/1kW当たり約39万8,400円)と、アパート向け「9.60kWシステム」(同380万円/同約39万5,800円)の2つのプランを中心に積極販売していく。

 ヤマダ電機では、太陽光発電システムの販売に関連し、4つの長期安心アフター制度(日照補償10年、動産総合保険10年、工事保証・瑕疵10年、安心点検8年)を有料オプションとして用意しており、好評を得ている。この充実のアフター体制をベースとし、有力家電メーカー各社の高効率な太陽光システムに加え、普及価格のオリジナルシステムを用意して商品ラインアップを強化。2012年度にヤマダ電機単独で1万2000セット、ヤマダ電機グループ全体で2万セット以上の太陽光システム販売を目標としている。

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