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イランの超高性能コンクリート、米国の兵器をも退ける
記事提供元:スラド
ある Anonymous Coward 曰く、
イランでは強度の極めて高い「超高性能コンクリート」(UHPC) が開発されており、秘密核施設を大型貫通爆弾 (MOP) から保護するのに用いられるのではないかと指摘されている (The Economist の記事、本家 /. 記事より) 。
同コンクリートは、従来のコンクリートのように砂やセメントを主成分としながらも、クオーツ粉末や補強用鉄及び繊維を混入させており、そのため耐性が極めて高く柔軟であり、より軽量かつ細身な形状に成形することが可能である。イランでは地震が発生するため耐震用建材の開発が行われているのだが、同コンクリートはより安全なダム及び下水設備の建設に役立つとされる一方で、軍事的用途に用いられるのではないと危惧する声もある。
米国防脅威削減局 (DTRA) は、地中を貫通して目標を破壊するという大型貫通爆弾を開発しているが、イランの高強度コンクリート開発によりその貫通力が追いつかないというのが現状のようだ。DTRA は MOP 以外にも、爆弾を抱えてダクトや電路を通って目標に到達する「ロボットスネーク」などの秘密兵器も開発しているようだが、今のところは MOP に頼らざるを得ない。現段階で軍配は鉄壁コンクリートのイランに上がっているということか。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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